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朝夕めっきり寒くなり、「秋の日は、つるべ落とし」って言うくらい陽が沈むのが早くなった。
明るいうちに看板犬達と散歩をしよう思うと３：３０〜４：００位を目安にお店を出るようになる。
犬を飼っている人達は誰も思う所一緒で、我が家のママ犬（ちーず）の弟夫婦（２匹）とお兄ちゃん家（３匹）と当然我が家（３匹）が集まって８匹は、そう珍しい事ではない。が、１３歳になる老犬のプーちゃん（シーズー）が一緒になると、総勢９匹になる。
まぁー他の人から見たら、みんな同じ様なシーズーに見えるんだろうけど、全然違う。
我が家の看板犬が一番かわいいと思うのは親の欲目。

おかみさんが始めた油絵の、年に一度の美術展が大田原市のハーモニーホールであった。
実はおかみさん行き詰まっていて、納得がいかないまま、要は未完成のままの出展となった。
会場で、一緒に油絵を習っていた先輩に「描けない時はさ、キャンバス後向きにしてほっぽっとくのが一番」。
「それだけ見ていてはダメだよ！」って。
「別な絵を気が向いた時に好きに描いていて、何ヶ月後かに、これ何だっけかな？って見直して、描けそうだったら続きを描けばいいし・・・・・」
「その繰り返しでいいのよ！」
「誰かに教えてもらおうなんて思わないで、好きに描くのが一番」
確かにその通りだ！と思った。好きで始めた事なんだし、ドツボに落ちた時はあがいてもダメで、ジーっと時が来るのを待つしかない。
おかみさんこの歳になるまで、いろんな事経験しているのに、なるほどね！待つのも大事。

日曜日、久しぶりにゆっくりと過ごした。
午前中部屋の掃除をし、花を活け代えて、看板犬達と散歩。午後はメガネを作るのに那須のアウトレットまで行く。
何時もの休みだと、ただ、ダラダラと何をしたのかも解からず、夕方を迎えていた。
厄介な更年期のせいで、”やる気”が失せる。
何もしない事が何よりの薬だと思って過ごしているけど、気持ちのどこかで”これじゃぁーだめだ！！”と思っている。思っている事に、”まだ、大丈夫だな！気持ちは！”と思っている。
誰にも、何も言われず”やろう！！”と思った事が、ここのところスンナリできるようになった。”進歩”
先日、お酒の免許の件で宇都宮の税務署に行った際も、上から目線の職員さんの態度に半切れ状態で、帰り道高速ですっ飛ばして帰社したら時速２００ｋｍ出しそうだ！！と思い、Ｒ−４でゆっくりと頭を冷やしながら、途中大好きな饅頭を買いながら・・・・・・そんな判断も徐々にできるようになり、少しずつ抜け出せるかなーこの厄介な歳から。

「岩上さんのお味噌はおいしいので、主人の同級生に送るので、お願いします」っておいでになったお客様。
なんと！！嬉しいことに、その昔（今から４０年も前）高校の剣道部の先輩で、密かに憧れていた先輩の奥さん。
「主人、車の中にいますよ！！」って聞いて、顔を見に行ったら、昔とちっとも変わらない声としぐさ。
おかみさんは地元の女子高で、先輩は当然地元の男子校。唯一の接点は大会で会うくらい。（憧れていた先輩は２つ上。おかみさん家のだんなさんは１つ上の先輩）
先輩は高校３年の秋にはすでに、推薦で大学に進学することが決まっていた。おかみさんウル覚えで、はっきりと記憶にないけど、秋の運動会の騎馬戦で落下、脊髄損傷？で命にかかわる大怪我をして・・・・・・。
日赤や小山の病院や、自宅療養を何年もされていた。今は、結婚もされ、仕事にも就いて、多少の障害はあっても強い先輩だから、明るく振舞われている。
いやーお会いできて嬉しかったなー。
これも、おいしいお味噌のおかげですね。

おかみさんの嫁いだ家は、女系で、父と祖父は脳溢血で、割と早めに亡くなっていて、祖母は１００才まで生きた。
義母は、認知症にはなっているけど、元気で８６歳。
お店に糀を買いに来られたお客様が「醸造された物、発酵食品の甘酒や、お味噌を毎日採っていたら、癌にはならないでしょうね！」って言われた。
おかみさんの実家は、全員が癌でした。
父も祖父もがんで亡くなっています。母は、３０年前に、直腸癌で、摘出手術で今は元気。祖母も子宮ガンだったと聞いています。だから、おかみさんは実家の家系からすると”癌”系統で、何らかの癌になるとず〜〜〜っと思っていたけど、おかみさん家で造っているいる物で、体質が変わるかもしれないと思った。